空と海と山と川と草と木と
美しい川魚の飼育記録
どこの川や池、田んぼにもいる小魚。珍しくもないけれど家の水槽で群泳させると面白い。
川に群れる小魚は一緒くたにモロコだと思っていたが、大間違い。
成長とともに鮮やかに発色するオイカワ。オパールのような虹色がきらめく。
サカナ達の「独り言」
2023.03.27(月曜)
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捕獲した幼魚が孵化から半年なら、すでに2歳半になる。寿命が3~5年といわれているから、まだ青年だろうか。
いまだに試行錯誤が続く。エサは植物性オンリーで動物性蛋白ゼロ。ほんの少量の米コウジ粉末を混入させたイリヌカと乾燥オカラを交互にやっている。水質は安定し透明度も良好だ。
2年ぶりにアヌビアスの水中花が咲きだした。
先日、箕面川の捕獲ポイントを覗いてみたが、小魚の姿が全くない。千里川も小型の魚影は少ない。この2年で何かが変化しているのかもしれない。
2022.10.04(火曜)
オイカワの密集飼育(世にも稀な記録)
我が家の3つの水槽には、今も500尾ほどの川魚(オイカワ)が元気よく群泳している。
21年1月頃に箕面川で捕獲した当初は、体長2~2.5㎝の幼魚で7~800尾(実はよく分からない)は居たと思う。
あれから20ヶ月、浄化構造、水質管理、エサの種類など試行錯誤を繰り返して今日にいたっている。
暇なこともあって、30年のアクアリウム歴のなかでここ2年の観察と工夫ほど熱心に取り組んだことはなかった。水漏れ水槽のシーリングやり直しなど暇でなきゃできない。
これまで3~4割ほどが星になってしまったが、体長が5~10㎝に成長したこともあり、ここ半年はめったに昇天しない。強い個体が残ったのだろう。数は減ってもみんな大きくなったので、見た目は当初よりもむしろ賑やかになっている。
エサは純粋にコメのみ。動物性たんぱく質ゼロにしたことが一番良かった。ヌカと米コウジを交互にやる。混ぜるのは止めた。食べ残しが水を悪くするからだ。キャットフードを好んだが水質を悪くするから、これも止めた。
また亜鉛と銀イオンはアオコ発生を抑え、水槽透明化のために継続している。ただしその影響だろう、水草(アヌビアス)の花が咲かなくなった。銀イオンのバクテリア殺菌作用が原因だと思う。それでもエサのコウジ菌が水質保全と透明化の効果を促進しているように見える。いろいろな相乗効果で水替えは1~2ヶ月に一度。浄化槽の掃除はその間に一度。これでさかなクンたちは元気だし、水槽も美しく輝いている。
ウィキペディアによると「オイカワの孵化は5~8月、寿命は3~5年」とのことで、我が家のさかなクンたちは2歳を越した。あと2年で寿命ということになる。サギや鵜、その他天敵に食われる心配もなく、朝夕エサが与えられたら寿命も延びるのではないかと、期待している。
繁殖能力は銀イオンでなくなるかもしれない。これは今後の課題だ。
2022.06.30(木曜)
水のない川
池田の最高気温がついに35度に到達。久々に箕面川をのぞいてみたら猪名川に合流する手前1キロはまったく干上がり、水のない川になっていた。数少ない湧水池はよどみ、緑藻や浮き草で水質は見るからに悪そうだが、2㎝ほどのオイカワの幼魚が何匹も泳いでいる。周りは雑草が繁茂して窒息しそうに暑い。箕面の滝もさぞ細っていることだろう。
このまま晴天が続くと魚や鳥もみんな死んでしまう。昔むかし干ばつの時に勝尾寺の高僧が加持祈祷で雨を降らせたとか。その勝尾寺の東西斜面を水源とする千里川と箕面川、どちらも水量が激減して生態系が死にかけている。本気で雨ごいしなくちゃ…。
2022.05.04(水曜)
ヌカと亜鉛と銀
「川魚オイカワの飼育」について意外な驚きを記しておきたい。たぶん他では聞いたことがないと思う。
ポイントはエサと金属イオンの二点。
エサは「ヌカ98%+米コウジ1%+Catfood細粉1%」これが現時点のベストだ。最初はお決まりの冷凍赤虫(熱帯魚店で販売)から始まって→Catfood細粉→米コウジ細粉→ヨーグルト→パン粉など配合や量を組み合わせて試してきたが、結果は意外だった。水質は見た目ではわからないが、TDS(溶融イオン)測定で追ってみるとよくわかる。デンプンや糖分、脂質が高いと水の悪化が速いのだ。成分表を比べてみてもヌカ主体がいいようだ(ただほんの少しのコウジと動物性たんぱく質、乳酸菌も有用)。
もう一つ。金属イオンはもっと意外だった。「亜鉛板に銀細片を圧着させ、これを浄化槽の水流に晒す」。これだけで不要なバクテリアや菌類を抑制し、透明度が上がる。詳細なメカニズムは諸説あるが、定説はない。でも効果ははっきり有る。三つの水槽で、すでに5か月経過したが、魚たちの健康状態、水質ともに良好だ。(実験用の亜鉛板と銀板はネットで購入。1枚の亜鉛版は0.5×12×50㎜、この端を折って銀細片0.3×0.5×20㎜を挟み込んで圧着しただけ。この短冊を徐々に増やし水質改善効果を観察中)。現在60㎝水槽には短冊12枚、90㎝水槽には26枚の短冊を晒している(これで十分だと思う)。魚への毒性は見られない。
ここ2ヶ月で水草葉面のコケ類は徐々に減少し、ガラス面に付着するアオコも激減。他の藍藻類も発生していない。
たぶん最も安価で有効な水質管理ではないかと思う。
2022.03.26(土曜)
水槽修理は完了
14日に空けた水漏れ水槽は1週間後に復活した。2種類のシリコン材で2重に密着したので数十年は水漏れしない、はずだ。水草のレイアウトも終え、今は徐々に退避させていた魚たちを戻している。さすがに網ではすくえない。結局、川で使ったワナを水槽の中に仕掛けて日に10尾くらいずつ移動させている。悠長なはなし。もとは箕面川でワナにかかって我が家にやって来たのに、また同じワナにかかっている魚たちも悠長だ。
2022.03.14(月曜)
水漏れ水槽の大修理
ガラスを張り合わせた水槽はやはり時間とともに水漏れする。シーリングのシリコンが劣化するのだ。60㎝水槽は二つ。1992年に購入した水槽は4年前に修理した。少し遅れて設置したもう一つも1年前から微量の水漏れがあった。そこでこの金~土曜日に水圧を下げて外縁部からの補修を行ってみたが、結局失敗。昨日、意を決した。「内側からシーリングをやり直すしかない」。4年前は水草水槽だったので比較的容易だったが、今は100尾以上のオイカワ(川魚)がいる。これをほかの二つの水槽に一尾残らず移す。これがたいへんな作業なのだ。水草を取り除いても、網で簡単にすくえるほどのろまじゃない。追い詰めるとジャンプする。砂に潜っても逃げまくる。ついにドロドロに水が濁って何も見えない。それでも死なせるわけにいかない。…悪戦苦闘の5時間。一時退避させた水槽は超過密状態になっている。
洗浄して乾燥させた水槽のシリコンを慎重に剥がしとって、つぶさに検証。水漏れ位置が判明した。ほとんどのシリコンは変性せず半透明で柔軟性を保ったままガラス面に密着している。ただ一か所、褐色のバクテリア浸食がガラス面隙間に浸潤し継ぎ目に到達している。間違いなく水漏れ箇所だ。
あとは、ネットで注文したシリコン材でシーリング全個所をやり直し、安定硬化させるのに4日。水を循環させて3日。合わせてまだ1週間はかかるだろう。退避させた魚たちを戻すのがまた難題だが…まあ、またこんど考えよう…
それより、実は、もう一回りデカい90㎝水槽がある。今のところ兆候はない。が、永久に水漏れしない保証などない。
「もしも」のことを想うと気が遠くなる。
2022.01.27(木曜)
冬は乾上がる箕面川
我が家の小魚たち(ほぼオイカワ)を捕獲したのは近所の箕面川最下流。そこは伊丹空港の滑走路北端で猪名川と合流する辺りだが、行ってみると例年通り、川の流れがない。
この時期、下流1㌔ほどは地下に沁み込んで川底は乾燥した石礫が露出する。数十mの湧水池が数か所あり、また消える。流れは地下でつながっている。まとまった雨が降ったあとの数日だけ水流に洗われ、晴が続くとまた乾上がる。
河原に降りる人はほぼいない。
渇水とともに徐々に狭まる湧水池に追いやられ、小魚の密度はとても高い。
それを狙って今日もシラサギが数羽、そして珍しくカワセミもやってきた。
川面を覗いたら、やっぱりいるいる。モロコではなく、ほとんどがオイカワ。ドジョウやエビもたくさんいる。みんな渇水を生き抜いている。
こんな誰も知らない片隅で無数の生き物が命を繋いでいる。バクテリアや細菌だって無数にいる。
宇宙も奇跡だけど、水たまりだって立派な奇跡なのだ。
2022.01.21(金曜)
米コウジ+銀イオン+亜鉛イオン
ここ半年は周期的にアオコ(藍藻)や黒髭コケ、茶ゴケ、白濁が目立つようになってきたので、あれこれ実験している。
水替えは一月に1/2と決めて、定期的なTDS(溶融イオン濃度)測定を行っている。
振り返ると、エサの種類も配合も随分変わった。冷凍赤虫、キャットフード、納豆、ヨーグルト、米コウジ、ヌカ、パン粉…いろいろ試してみた結果、今は米コウジ主体でキャットフードは味付け程度(比率3:1)になった。この配合で水質は安定し、生育も順調にみえる。しかし問題は「量」。オイカワの成長とともにエサ量が徐々に増加。最大時は当初の5倍以上になったが、今はその半分に抑えているところ。
もともとオイカワは雑食性らしく、初めのうちはアヌビアスの葉っぱに付着する藻類もきれいに掃除してくれたが、エサ量が十分になると藻類を食べなくなったようだ。ならば、少し空腹状態にしてみようと思う。
もう一つの実験は金属イオンによる除菌作用と集塵効果が有りや無しや。
2ヵ月前にアルミ(Al)箔+備長炭を試してみたが、これはよろしくなかった。見た目の水質に変化はないが、1か月ほどの間に3尾の体形にネジレが発症したので中止。3尾は今も生きているが、アルミ箔を撤去してからは新たに発症していない。因果関係は不明だが骨に異常が発生した可能性がある。30㎝四方のアルミ箔は撤去した時にはボロボロになっていたのでかなりのイオンが溶け出していたはずだ。アルミは無害とされているが、少なくともオイカワには有害だった。
現在は亜鉛(Zn)、銀(Ag)を試している(ネットで実験用の金属板を購入)。亜鉛小片(0.5×12×50㎜)と銀細片(0.3×1×46㎜)を圧着させて3水槽それぞれ違った量で観察。数日で白濁が薄くなり、1週間で透明化した。金属試料は少量なのだが、これは劇的な改善と言える。ただし、まだ毒性は分からない。短期的な毒性はなくても長期間の観察が必要だと思う。亜鉛イオンも銀イオンも除菌作用があるので白濁の原因になるバクテリアの抑制にはなる。しかし有機物を分解する硝化菌も殺してしまっては元も子もない。
常にエサとして米コウジを与えつつ硝化菌を一定に保ち、一方でバクテリアを抑える。そんなバランスが取れればいいと考えている。
2022.01.09(日曜)
オイカワ飼育初めて1年
1年前の今日と同じ寒い日にオイカワ(当初はモロコと思い込んでいた)が我が家の水槽にやって来た。
ペットボトルで作った「もんどり(入ると出にくい仕組み)」を千里川に仕掛けた翌日、小魚が9尾かかっていた、これが最初。その後いろいろ工夫を重ね40日間で700尾以上を捕獲した。
現在も大小3つの水槽で元気に泳いでいる。60㎝水槽(60×30×40=72ℓ)二つと、大きい90㎝水槽(90×40×67=240ℓ)が一つ。どの水槽にもアヌビアス(西アフリカ原産の水草)が育ち、苔を食べる小型プレコ(アマゾン産ナマズ)が居る。できるだけ同じ環境にしているつもりだが、水流量、照明が微妙に異なり、水質経過(TDS測定)が微妙に違っている。エサの配合や量を変えながら観察を続けているが、未だ最善とは言い難い。
ちょうど1年を機にあらためて昨年の動画と見比べてみると、いろいろ違いが見えてきた。
当然、魚たちが大きく成長しているのは間違いない。初期の体長は平均2.5~4㎝、最大でも5cmだった。それが現在は三水槽とも3.5~5cmが平均で、90㎝水槽では最大8㎝を越えている。さらには2.5~3.5㎝の子供達もいる。60㎝水槽には幼魚が見当たらない。どうやら90㎝水槽では世代交代を果たしていることも間違いない。たぶん繁茂するアヌビアスの葉叢(はむら)密度は圧倒的に90㎝水槽が高く、産卵しても仲間に食べられず孵化できたのだろう。60㎝水槽の葉叢はスカスカで卵は隠しようがないのだ。
これまで週に1~2尾は弱って死んでいたことを考えると全体で1割近く減っているはずで、60㎝水槽では大きく成長してはいるが尾数は確かに減っている。だが90㎝水槽では、むしろ幼魚から成魚までそろって、より賑やかになっている。
オイカワは仲間を襲う習性はない。弱った仲間や幼魚をいじめることもない。だから今後60㎝水槽のアヌビアスが根を張り葉叢が深くなれば孵化する可能性は高いと思う。
2021.12.18
オイカワのつがい
流れの先頭で威張っていたボスは水底に居着くようになって、エサも食べに来なくなった。仰向けに転がったアワビの貝殻に佇んで、もう1週間になる。失恋で落ち込んでいるのかと思ったが、たまにつがいになる。どうやらボスはやはりオスだと思う。2尾並んだ姿をよく見るとオスよりメスの方が顔も体も丸みを帯びている。ヒレも微妙に違う。婚姻色の模様も異なる。アワビの貝殻を産卵場所に選んだのだろうか。しかし、これだけ多くの仲間が混泳していると産卵しても食べられてしまう。孵化する確率は低いだろう。
ただ、謎がある。かなりのオチビさんが3~4尾いるのだ。2~2.5㎝、これは1年前に捕ってきたころと変わらない。既に8㎝超える個体がいるのに、これほど成長に違いがあるのは不可解。もしや隠し子か。アヌビアスの茂みの奥でこっそりと…今はまだ何の確証もない。
それにしても最近は一層騒がしい。朝夕2回、エサをくれくれと大騒ぎ。「くれくれコール」の大合唱。週に一度のエサ作りがますます忙しくなってきた。
2021.12.12
トップの座が入れ替わったようだ。最初に発色した元ボス(たぶん雄)は今も鮮やかな色をしているが、体のサイズはナンバー3に下がった。水流の先頭で泳ぐのは新しいボス候補の2尾。元ボスは水底に下がっている。この世界では色よりも体格がモノを言うのかもしれない。他の水槽のオイカワたちも益々色が濃くなってきた。
(2021.12.08)
この1週間でさらに多くの個体がブルーに発色してきた。まるでオパールの原石ようにも見える。どこかのサイトでは60㎝水槽にはオイカワ3匹が限度などと記載されていたが、何の!我が水槽は100匹以上泳いでいる。おまけにアヌビアスが繁茂している。今はまだみんな小さいからよいが、これからどうなるのやら。
(2021.12.01)
恥ずかしながら元から間違っていたようなのです。
我が家のサカナ君たちはほとんどが「オイカワ」の可能性が高い。ここ2週間でも日を追う毎にコバルトブルーに発色する子たちが増えてきた。そこで大阪府の調査を調べてみると以下の通り。
箕面川(棲息魚)
オイカワ、カワムツ、ムギツク、ドンコ、カワヨシノボリ
千里川(棲息魚)
ウナギ、ギンブナ、フナ属、オイカワ、カワムツ、モツゴ、カマツカ、ニゴイ、コウライモロコ、ドジョウ、ナマズ、ドンコ、カワヨシノボリ、ウキゴリ、カダヤシ、ブルーギル、タイワンドジョウ
なるほど「降参」です。
事実、千里川ではあまり捕れなかったので、この子たちのほとんどは箕面川出身の同窓生、つまり「オイカワ」の大集団ということになる。
わかってよかった。なにより育つにつれてだんだんきれいになってゆくのだから。
(2021.11.29)
三つの水槽には「オイカワ」という名の魚も混在していることが分かり、仰天。写真を見た方のご指摘があり、ネットでアチコチ探ってみたところ、まさに目からウロコが落ちた。数百のちびっこ魚をみんな一緒くたに「モロコ」と思い込んでいたのが大間違い。「ボーっと生きてんじゃねーよ」と叱られた。実はタモロコ、ホンモロコ、モツゴ、オイカワ…よく似たのがいっぱいいるのだ。
25日の記述で「婚姻色鮮やか」な写真はまさに「オイカワ」でモロコではない。体側の青色、尻びれの長さ、ヒレの数か所が赤色に染まっている。改めてほかの魚たちを観察してみると、オイカワらしき仲間はまだまだいる気配。稚魚では区別がつきそうにない。今回の婚姻色に気付いたのもここ一ヶ月のことだし、これからますます違いが濃厚になってくるのではないだろうか。(次の写真 中央:体長7㌢の個体も同じような発色)
(2021.11.25記)
この家にやってきたのは2021年1月9日、前日に仕掛けた「ペットボトルのもんどり」にかかった9匹が最初だった。
近所には千里川(豊中市)や箕面川(池田市)がありよく散歩するが、その河面を眺めると小さな魚たちが群れになって泳いでいる。寒い最中なのに元気がよく、ときおり太陽の斜光にキラキラ反射する。プラチナの首飾りのように美しい。飼えるだろうか、ふとそう思った。しかし体長は2cm前後で、釣り網ではとてもすくえそうにない。あれこれ考えをめぐらし思いついたのが、自家製の「ペットボトルもんどり」。ペットボトルの頭をちょん切って逆さに突っ込み、側面にたくさん穴を開けただけ。中には重りとキャットフードを砕いた餌を入れ、一晩沈めておく。これで面白いほど捕れた。あまりに取れすぎたので一月で漁は終了。
あれから10ヵ月経った今も三つの水槽で泳いでいる。その総数は6~700匹?正直わからない。
ばたばた死ぬかと心配していたが、案外みんな元気に育っている。個体差はあるが、おおむね5~7㎝。さすがに自然の川の成長にはかなわないが、その代わりこの子たちには他の川魚やサギに食われる心配がない。その分のんびり生きているんだと思う。一番太った子はサファイヤのような婚姻色があらわれている(鯖の色に近い)。まさかとは思うが、水槽の中で繁殖してしまうとこれ以上は飼いきれない。この先どうなるのか見たいような怖いような。
飼育方法は試行錯誤を繰り返している最中で、エサは、キャットフード+ヌカ+米コウジが「1:1:2」の比率。古い手回しのコーヒーミルで粉砕して混ぜる。これを200匹に小匙一杯を目安に一日2回に分けてあげる。少なくても多すぎてもいけない。水質を見ながら続けている。一月に一回、半分だけ水替えを行う。
昔はディスカスを飼っていたが、東日本大震災でエコに目覚め温熱ヒーターは廃止。その後は水音を聴き、ひたすら水草だけを眺めていた。
今は賑やかこの上ない。
この子がもっとも大きいボス(上の写真)。体長約8㎝。婚姻色を際立たせて、いつも威張っている。ふつうは流れに逆らって列になって泳ぐ習性なのに、このボスは近寄った仲間を蹴散らしまくる。
オス?メス?知りません。ネットでググってみたけど「モロコの婚姻色」はオスが出やすいとか・・・でも、このような色づきの写真は他に見当たらない。珍しいのかもしれません。(この数日後、このボスは「オイカワ」という名の別種の魚だということが判明。ご指摘ありがとうございます)